美味しさは追及していない市場流通

美味しさは追及していない市場流通

「ちゃんと熟してから収穫してほしい」と思う人もいるかもしれません。しかし、「完熟」の状態というのは、まさに成長のピーク時であり、それを過ぎてしまえば傷むのは早いのです。つまりは完熟してから収穫してしまうと、スーパーに着くまでにグズグズになってしまい、店頭に並んだとしても1日くらいしか持たないので売り切らなければいけなくなります。

 

消費者だって、買ってすぐのトマトや桃が次の日には黒ずんでいた…なんてことになったら迷惑ですよね。市場で出回っている実物の青果は、美味しさを追求することは不可能なのです。市場流通する日数だって、1日どころか1週間かかる場合もあるので美味しさを前提にしていたら、それこそ腐ってしまいます。全く同じ畑で収穫されたトマトでも、熟する前の青い状態で収穫されて家庭の食卓に並ぶころに丁度良く赤みが掛かったものよりも、木に実った状態で熟したトマトのほうが断然に美味しいことはお分かり頂けたでしょうか。