日本のナポリタン、原型は?

日本のナポリタン、原型は?

このガルニチュール・ア・ラ・ナポリテーヌは、主に肉料理に添える付け合わせとして作られることが多かったそうです。例えば、同書にかれている「コート・ド・ヴォー・ナポリテーヌ」(仔牛背肉のカツレツ・ナポリ風)という料理は、仔牛のカツレツにナポリテーヌを添えたもののようです。まさに今の日本の洋食屋の盛りつけそのものです。ちなみにですが、同じ仔牛のカツレツでも、ミラノ風ガルニ(マカロニをハム・キノコ・チーズとトマトで和えたもの)を添えた場合は、「コート・ド・ヴォー・ミラネーゼ」と名前が変わるようです。

 

また、T.グランゴワールとL.ソールニエが書いた"Le repertoire de la cuisine"(1912年刊)という料理書にも同じ料理が掲載されています。同書には、スパゲッティ・ナポリタンの原型を思わせる料理も掲載されていて、それは野菜料理のSpaghettiの項にある"Napolitaine"で、作り方は茹でたパスタにトマトのみじん切りとトマトソースを和えるというものです。