ナポリタンの原型?

ナポリタンの原型?

いろいろと説明してきましたが、ここからは日本で提供されていたフランス料理のパスタがどういうもので、それがどう転じてナポリタンになったのかを説明したいと思います。フランス料理でのパスタは付け合わせとして出されることが多く、単品料理として出されることはありませんでした。どちらかというと野菜料理と同じ認識だったのかもしれません。

 

先のエスコフィエの料理書でも、付け合わせや野菜料理としてパスタが掲載されています。しかし、その中に付け合わせ料理の項というのがあるのですが、そこでは"Garniture a la Napolitaine"(ナポリ風ガルニ)という料理があり、その作り方は、茹でたスパゲッティにチーズとトマトピューレとバターを和えると書かれています。作り方も名前もまさにスパゲッティ・ナポリの原型に間違いはないのではないでしょうか。