本当の意味を仏教的に見ると

本当の意味を仏教的に見ると

こうした言葉の本当の意味というのは、君主、王としての職務をしっかりと全うするための助言、提言であったということになります。動物などを加工する食品工場などが無かった昔は、生きた牛や鳥を調理場でさばいていました。現代では、こうした食品工場で動物を加工して、スーパーに行くと、既にしっかりとさばかれて加工された状態の肉や魚が並んでいます。こうした事を言うと、一見すると殺生を一切、見ないようにするという偽善的な発言とも感じるかもしれませんが、しかし、「男子厨房に入らず」という言葉は、本来の意味から言うと、決して炊事場のことを蔑んでいるということではありません。

 

「孟子」は儒教ですが、しかし、あえて日本人がわかりやすいような仏教的な観点で言うと、厨房に入って、しっかりと生きている動物のかけがえのない命を頂いていると言う事をよく見つめて、それで王道の道を知るということであるとも言えます。ただ、もちろん仏教では、そもそも動物類を食することは禁じられているので、これはあくまで儒教を仏教に例えた話しとなります。