今のレストランの形態になるまで

今のレストランの形態になるまで

明治・大正期の日本の洋食には、基本的に一品料理というものはありませんでした。それは、十八世紀〜十九世紀初期のフランスの食事形式の影響を強く受けたからなのです。レストランで料理を単品、つまりア・ラ・カルトで注文するのが当たり前になるのは、フランスでも十九世紀以降から始まったことで、日本でも昭和からその形式は普及されました。

 

そもそも今のレストランの形態になるまでには十八世紀末にフランス革命が起こって王政が崩壊し、宮廷や貴族お抱えの料理人が職を失い、生活のために大衆向けの食堂営業を街場ではじめてから発達したものが発端となっています。日本の文明開化の時の西洋料理は、時代的にはまだ宮廷料理人による上流階級向けの料理の流れを汲んでいて、やはりコース(定食)料理や宴会料理が基本でした。日本の明治初期の西洋料理は段階社会の上流階級の食べるものという認識が広まり、社交の場や宴会料理として需要が高かったことが大きく関係しているようです。

 

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